相手がキレる心理と怒らせない話術を同時に学べる本
- 2013/4/5
- 読書日記
- あなたの話し方はなぜ相手を怒らせるのか, 植西聰
「エディターMaikoの読書日記」
『「折れない心」をつくるたった1つの習慣』(青春出版社)や
『運がよくなる100の法則』(集英社)など
数々のベストセラーを出版している、
今、超売れっ子の植西聰先生の新刊をご紹介させていただきます!
タイトル:「あなたの話し方はなぜ相手を怒らせるのか」 発行:宝島社
ちょっと強烈なタイトルですが、こういう強気なタイトル私は好きです(笑)
本書は、自分には全く悪気はないのに、
自分が話すとなぜか相手が怒ってしまうという人に向けて、
その原因と対策が書かれています。
第1章 なぜ相手は怒るのか?
第2章 相手が怒るのには理由がある
第3章 会話中の態度に原因がある
第4章 言葉はときとして暴力になる
第5章 相手を怒らせない話し方ービジネス編
第6章 相手を怒らせない話し方ー日常生活編
第7章 相手の性格に合わせた話し方
第8章 相手を怒らせてしまう人の特徴
どの章もとても為になるのですが、
特に第7章は、勉強になり、「なるほど〜!」と
思うことばかりでした。
気分屋の人、調子のいい人、プライドの高い人、
なれなれしい人、おせっかいな人、警戒心の強い人、
頑固な人、悲観的な人、嫌味な人、自分勝手な人、
自己主張の強い人、優柔不断な人、無口な人、
でしゃばりな人……
あなたの周りにも↑思い当たる人はいませんか?
たとえば、
でしゃばりな人への対策は、「感謝の気持ちを伝える」
Aさんは、でしゃばりなB先輩との関係に悩んでいました。
他の部署のC上司がAさんに頼み事があって、話している最中に
Bさんは「何の話ししてるの?」と首をつっこんできたり、
こちらが聞いてもないのに、自分のアピールをやたらしてきます。
他にも、
AさんとBさんの2人でプレゼンの資料集めやアイデア探しをしたのに関わらず、
プレゼン当日にBさんは、
いかにも「一人で全部やりました!」的にプレゼンしたことに対して、
Aさんは怒りもたまっていたようです。
でしゃぱりな人は、ちやほやされたり、他人から褒められたりすることが
生きがい。
なので、「この企画の半分は私が考えたものですよね……」と、
言いたいところをグッとこらえ、
「先輩のアイデアはとても勉強になりました。一緒にできてよかったです!」
と謙虚な姿勢で相手に接することにより、
先輩とは良い関係が築けた。さらに上司もちゃんとBさんの問題をわかっていたから、
上手に対応しているAさんが、
できる部下だな、と評価されることになった!
というように怒られるどころか、うまく言葉を使えば自分の評価をあげることができるのです!
言葉のマジックってすごい!!
他のタイプの特性と対策も上記の例と同じように、
具体的にわかりやすく書かれています。
相手のことを知ると同時に、自分の特性も知れます。
相手が怒る原因は「自分にもある!」ということ、
どうすれば相手を怒らせないようにできるのか、
あるいは、自分にとってプラスになることはないのかを
冷静に考えることができれば、ストレス少なく生活できると思いました。
本書は相手がキレる心理と怒らせない話術が満載ですので、
よく相手を怒らせてしまう経験がありな方には、
特にお勧めですよ!
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
なお、賢者の書店より、
植西先生著の『運命の人は、ある日、突然現れる』も好評発売中です。
http://kenjabook.jp/pg84.html