父親とシュークリーム

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6月16日は、「父の日」ということでした。

お祝いをした方、あるいはされた方、
普段は連絡をとってないお父さんに
連絡をされた方も多かったのではないでしょうか。

生活域が離れていても
定期的にコミュニケーションをとっていれば、
「なりすまし詐欺」のようなものも
起こりようがないわけです。
こういう機会は利用したいですね。

残念ながら、私の父はすでに亡くなっています。
でも、「せめてお供物は買ってきたら」と
言わたのですが、
この日曜に何が調達できるのだろう……?

聞くと、
「シュークリームが好きだったから、
コンビニで買えばいいんじゃない?」
とのこと。
なるほど……!それなら!

でも、私にはどう父の記憶をたどっても
シュークリームが出てこないんです。
そんなもの本当に好物だったけ?

聞くと、生前の父は、
結婚記念日には必ず、
家にシュークリームを買ってきていたらしい。

そういえば妹も、
「結婚記念日にはシュークリーム」という
イメージがあり、
今でも旦那さんに買ってきてもらうと
言っていました。

いや……、
自分にはまったく記憶がないんだけど(苦笑)
のけものになっていたのか?

まあ、たぶん私が実家とあまり関わらなかった
忙しい時期。
家ではそういう習慣が続いていたのでしょうね。
知らなかった父の姿を知り、
ちょっと愉快な感情が芽生えました。
意外と気をつかっていたんだなぁ……。

そういえば「母の日」は20世紀の初頭、
南北戦争時に負傷兵の救護活動をしていた母を
娘が讃える日をつくったことがきっかけ、
という話を以前にしました。

「父の日」はそれを真似て始まったのですが、
それでも始まりは早く、母の日の2年後。

同じく戦争で亡くなった母の代わりに、
男手1つで大家族を養ってくれた父に
感謝する日だったそうですね。

亡き人を思い出してみれば、
自分の気づかなかった発見もあり、
それは故人を偲ぶだけでなく、
自分自身を成長させることにもつながります。

だから「思い出す日」は
必ず必要なのだろうなのだと思います。
現状に追われるばかりでなく、
過去を見つけ直すことはたまにしておきたい。

今からでもぜひ、
機会をつくるといいと思いますよ!

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