懐かしいドロンジョ様と、
私もプロデュースで参加した酒井晃士さんの
『のび太でも売れます。』を
並べてみました。
長く「ドラえもん」のアニメで
のび太君を演じてきた声優・小原乃梨子さんが、
お亡くなりになったそうですね。
おん歳88歳、すでに現在の「のび太君」は
違う声優さんになっていますが、
私にとってはいつまでも小学生のまま。
それでも現実に時間は経過していくんだな……と、
本当に実感しますね。
実はニュースで、ヤッターマンの
「ドロンジョ様」も演じていたことを
初めて知りました。
ボヤッキーさんを叱る
「スカポンタン!」が印象に残りますが、
あれはアドリブだったとか。
まあ、今はもう知る人が少ないかもしれませんが、
永遠のキャラを作り上げた方です。
その個性はこれからも
継承されていくのでしょう。
小原さんがのび太君、
大山のぶ代さんがドラえもんの声を担当し、
テレビ朝日の『ドラえもん』のアニメが始まったのが
1979年のこと。
私は小学生でしたが、
当初はゴールデンタイムの午後7時になる前の
短い時間で毎日に放送されていたことを
今でも覚えています。
そのときは小学館の
『コロコロコミック』も全盛期で、
学校に行けば、ドラえもんの話題しか
出てこなかったのではないか。
それくらい当時の小学生には当たり前のこと。
声優さんの名前も
当たり前のように認識していました。
ただ、これが『ドラえもん』の最初ではありません。
確か再放送が朝にやっていて
私も見たことがありますが、
声優も違う『ドラえもん』は過去に公開され、
あまりヒットせずに終了していたんですね。
けれどもキャラを設定しなおし、
プロデュースの仕方を変えれば、
いくらでも優れたコンテンツは再生できる。
現にドラえもんはこれを機に、
現在まで3億までの発行部数を誇る
世界的なコンテンツになっているわけです。
そういう意味では、一過性で終わらせず、
コンテンツの魅力を追求して、
新しいものを生み出すことの大切さを
小原さんたち初期の声優陣は
教えてくださったのではないか。
あやかって出版界でビジネスをしている私たちも、
奮闘して創作を仕切る直す時なのかもしれませんね。
「長くありがとうございました!」と、
お伝えしたいです。