長ーい夜と、長い月
- 2024/9/2
- できる人研究所
9月になりました。
学生の方は夏休みも終わりかもしれませんが、
仕事もいよいよ後半戦になってきますね。
そんな9月ですが、古い言い方では「長月」です。
でも、9月は、新暦では30日までの短い月。
いったい何が「長い」のだろう……?
実は「諸説ある」ということですが、
最も知られているのは「夜が長い」ということです。
9月の夜、そんなに長いだろうか?
現代の9月は夏とさほど変わらないのですが、
旧暦では10月から11月の頃。
単に時間が長くなるだけでなく、
少し肌寒さも覚え、夜が長く感じられる月になります。
そこで「夜長月」と言われるようになり、
これが「長月」になったとのことですね。
しかも「夜が長い」というのは、
夜中に目覚めて、
それから眠れない夜を過ごしてしまう機会も
多くなるということ。
それで夜明けごろまで悶々として
物思いに耽る機会も増えてくる……と、
この月を「寝覚月」などと呼ぶようにも
なったそうです。
つまりは、案外とその昔から、
日本人は松山千春さんとか、
オフコースみたいな発想をしていたということ。
といって若い世代の方は、
わからんかもしれませんが。
ただ、「長月」は、
「夜が長いのではない」とする説もあります。
じゃあ何が長くなるのかといえば、
「稲穂」ですね。
なるほど、秋になるのですからね。
稲穂は収穫に向けて、長くなります。
それで
「穂長月」とか、「小田刈月」と
9月を呼ぶようになった。
田んぼが刈り取らるようになる月
ということですね。
いずれしろ、だんだんと過ごしやすい季節になる
これからです。
いままでより長く頑張り、長く働き、
長く活躍できる月になるといいですね。