パラリンピックはやっぱりすごい!

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オリンピックが終わった現在、
パリではパラリンピックが行なわれています。

でも、まあ東京のときと比べれば、
やはりあまり注目されませんよね。

それではいけないだろう……という気もしますが、
考えてみれば、オリンピックの種目だって、
1年を通じた普段の試合を注目している人は、
さほど多くないわけです。
メディアがあまり伝えなくなれば、
そう私たち、気に留めなくなります。

それでもかなりの日本人選手が活躍しているのは、
私たち純粋に喜ばなければいけません。
9月3日時点で、日本のメダル数は、
金5、銀6、銅8、とのこと。

金メダリストは、
水泳・男子50メートル平泳ぎ……鈴木孝幸選手
水泳・男子50メートル自由型……木村敬一選手
バドミントン男子シングルス……梶原大輝選手
バドミントン女子シングルス……里見紗李奈選手
車いすラグビー……日本代表

健常者がやっているスポーツを、
そのまま障害者がやっているのがパラリンピック
……なんて思いがちですが、
競技によっては「まったくの別物」になります。

その1つが出場から20年にして、
初の金メダルとなった「車いすラグビー」ですが、
ようするに
「乗り物に乗ってボールを奪い合う」競技です。

思い出すのは昔の
映画『ベンハー』の戦車競技ですが、
激しく乗り物をぶつけあって仲間のルートを作る。

だから激しい戦いになるのが必須で、
海外では「マーダーボール(殺人競技)」とも
呼ばれているそう。
でも、肉弾戦というよりは、
仲間をどう配置するかとか、
誰がどのように突破するかという、
戦略が非常に重要になる競技なんですね。

そうした「戦略」こそ重要な競技だからか、
代表のメンバーには、多くは男子の中に、
普通に女子選手が混じっていたりします。

私も驚いたのですが、32歳の倉橋結衣選手。
重度の障害を持ち、
鎖骨から下の感覚がほとんどなく、
肩と腕の一部しか動かないそうです。

それでも競技用の車いすを駆使し、
チームプレーに徹するとのこと。

「車いすをぶつけても怒られないから
楽しくてやっている」なんて
インタビューでは答えていました。

重度の選手や女子選手を起用することで
点数的なメリットも得ることができるとのこと。
そんなふうに頭を使って選手を選ぶスポーツって、
なかなかないから面白いですよね。
シミュレーションゲームのようなものを彷彿させます。

いろいろ注目すると面白い、
パラリンピックの競技です。
ぜひぜひ興味をもって、
これからの選手の活躍を応援したいですね。

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