成功したいなら「仲間のこと」を思う

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「うれしさと安堵と、
それと同時に記録を作ってきた先輩方への
リスペクトというか、そういう気持ちでいます」

今日は1日、この人の話題ばかりでしたね。
大谷翔平選手。
50-50どころか「51本塁打51盗塁」を達成し、
チームはポストシーズン進出が決定。

それ以上に、6打数6安打、
3連続ホームランで10打点、2盗塁という、
あまりに異常な活躍を
本日は成し遂げたわけです。
球団記録ですし、ちょっと無茶苦茶ですよね。
ゲームじゃないんだから……。

とにかく「すごすぎる」の一言ですが、
「チャンスに打てない」なんてことも言われた大谷選手。
なのにここに来て、この頭抜けた活躍は、
一体何なのだろう?

ポストシーズン進出が決定したとはいえ、
現在、ドジャーズは2位にいるパドレスに
猛追を受けているところ。

そんな中で、前日、ドジャーズは
8点を上げて勝ったけど、
大谷さんは活躍できませんでした。

そして今日は大谷さんは10点を入れているけど、
ドジャーズは合計で20点を入れている。

そう、大谷さんはたぶん、
「仲間たちが頑張っている、自分も頑張らなきゃ!」
と思ったときに、
最強の実力を発揮するのでしょうね。

それはWBCのときにもそうでした。
逆に点差をつけられ、
「今日はもうお休みモードだけど、
記録を狙って自由に打っていいよ」みたいな場面だと、
あまり活躍しません。

そのことは大谷さんの言葉にも象徴されます。
今年1年、私はずっと
ドジャーズの試合を見てきたのですが、
それは大谷さんのプレーを見たいばかりでなく、
このチームの仲間意識を素晴らしく感じたから。

たとえばスーパースターのベッツさんは、
チームの事情を考えて、ショートの守備に転向。
それをベテランショートのロハス選手が、
マンツーマンで指導しました。

やはりスターのカーショー選手は、
自分は怪我で投げられないけれど、
復帰時の山本投手にカーブを指導したりして、
チームを助けようとしました。

あるいはフリーマン選手のお子さんが
病気で昏睡状態になったとき、
皆で名前の入ったTシャツを着て
応援していたりもしましたね。

そんな仲間意識があるから、
「チームのため」と大谷さんのギアは
最高のところまで上がる。

そう、成功するためには自分の力に頼るのでなく、
一緒に仕事をする仲間を意識することが
本当は大切なんです。

それが自分はできているだろうか……?
改めて仲間の利益とか成長に、
フォーカスできていなかった自分がいることに
気づいたりするのが私たちの常。

そうなると自分はよくても、
会社や業界の利益が落ちていくから、
最終的には自分の首も締めていきますよね。

1人ひとりが大谷さんになれなくても、
皆で最高の結果を出すことを
目指していきたいものです。

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