「ネガティブな広告」の効果とは?

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先日、地下鉄の南北線に乗ると、
全部同じ商品に広告ジャックされている車両に
遭遇しました。

「スキットルズ」という、
イギリス生まれのキャンディーのようですが、
その広告を見て驚きです。

「食べても仕事の合間にリフレッシュに
全然ならない」
「こんなどぎつい色のお菓子って不純」
「しょうがなく食べてみたけど……。
なんかネチャネチャしてて……」

つまり、商品に対するネガティブなメッセージばかり。

中刷りの広告も、窓に貼ってある広告も、
みんなこんな調子なんですね。
よくもまあ、こんな大胆なことを……。

インパクトはすごいのだけど、
だんだんと悪口の中に放り込まれたようで、
気持ちが悪くもなってしまいましたね。
いいんだろうか、これ?

確かにXや、ヤフコメなど、
人々の批判が集まっているところには、
つい、覗いてみたくなる心理も出てきます。

「みんななんで怒っているんだろう?」とか、
「そこまで言うのおかしくない?」とか。

炎上商法というのは、
こうした心理をついたものでもあるのでしょう。

でも、逆に
「これだけ悪口を言われる商品がどんなものか。
試しに買ってみよう」なんて、
逆発想がどれだけ起こるのか。
この広告効果は少し気になりますよね。

Amazonのレビューなどでも、
絶賛されるばかりではなく、
たまには辛辣なコメントがあったほうが
売れる本になりやすい
……とは、よく言われます。

そう言いながらも、
「この本、何の役にも立ちませんでした」とか、
「著者の人間性が疑われる」なんて言われると、
やっぱり私も傷ついてしまう。

他人の本のレビューも同様で、
参考にしたいのは、批判のコメントより、
やはり褒めるようなコメント。
批判を読んでも、楽しくないですよね。

まあ疲れて帰宅する電車の車両。
願わくば、悪口ばかりの車両は、
回避したいなあ……。

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