ピカソの「本能に従う」時間術

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「絵は私よりも強い。
絵はその望むところを、私にやらせる」

こちらは画家、パブロ・ピカソさんの言葉。
10月25日は、その生誕の日なんだそうですね。
スペインの生まれで、1881年のこと。
今年で生誕、143年になりますが、
そもそもは91歳まで現役だった方でした。

そんなピカソさんの時間術を、
私は『時間を使う人、時間に使われる人』
という本で、過去に取り上げています。
もとは『成功者に学ぶ時間術』という本の
リメイクですが、
「脳の情報処理能力を活かす」というもの。

言ってしまえば、ピカソさんの言葉どおり。
「そのときやりたいこと」を
できるだけ最優先で
片っ端から実行していく……というものですね。

というのも、ピカソさんというのは、
生涯で8万点とも言われる
異常な数の作品を描いたことで知られる方。

単純計算すると1日に2点とか
3点の作品を描かないと達成できない数だそうですが、
描き方も同時並行で、
1つのアトリエで女性を描いていると思えば、
別のところでは静物を描いている。

それで気まぐれに彫刻をしたり、
思いつきでスケッチブックを取り出して
何か描きだしたり……と、
まったく気まぐれで「そのとき描きたいもの」を
描いていったそうです。

それで途中まで描いて、
また元の作品に戻ったり……と。

なかなか文書を書く仕事で
同じようにやることは難しいのですが、
(それでも3、4件、同時並行で
執筆をすることは多いのですが・笑)
本能に従って、気持ちが乗っている仕事をするからこそ、
あらゆる仕事が速くできるし、
しかも「素晴らしい作品」になることは多いんですね。

確かに同時並行派の私からすると、
そのほうが気分転換もでき、
効率よく仕事ができることはよくあります。

ただピカソさんと違って、
スケジュールを自分の思うようにできないから、
急ぎの仕事優勢にはなってしまいますね。

ピカソも完成に納得できない仕事には、
1年以上の時間をかけることも度々あったとのこと

でも、大きな「ゲルニカ」などは
かきたてられるように制作をして
1か月くらいで完成させているそうです。

心が求めているときこそ、
人は最高の仕事ができるわけです。
そういう瞬間を上手く生かしていきたいですね。

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