都会の自然の美しさ
- 2024/11/16
- できる人研究所
画像、JR目黒駅の近くにある、
「東京都庭園美術館」に沿った、
ほとんど人の通らない道。
あまり人が通らないものですから、
路上は潰れた銀杏でちょっと歩きにくいのですが、
にしても頭上の木々の感じはすごいですよね。
紅葉しかけた木と、まだ青々しい緑の木の
グラデーションが非常に幻想的になっています。
左側は目黒通りで、
手前には首都高も見えていますが、
決して森のように
たくさんの木があるわけではないのに、
こんな光景が作り出せるのは少し感動しました。
でも、この狭い空間の中で、
どうしてこんな紅葉の差が出るのだろう。
真っ黄になった葉もあれば、
ちょっとピンクっぽいのもありますよね。
1つには、木の種類が
混成していることもあるのでしょう。
多くはイチョウでしょうが、左の並木の木に
右は美術館の庭の木です。
だから紅葉の種類も、するかしないかも、
ここはバラバラ。
それが森のような感じになっているのか。
もう1つは、紅葉の条件があるように思います。
「紅葉の条件」とは、調べると3つあり、
1.気温
2.水分
3.日照条件
なのだとのこと。
この狭い範囲で、気温や水分に差が出るとは、
さすがに考えられません。
でも、日照条件はどうだろう……?
実は通りの向かい側は、
さすがの目黒通りです。
高層のマンションもあれば、
レストランのような低い建物もあります。
建設中の工事現場もあったろうか……。
つまり、狭い範囲ではあるのに、
反対側から入ってくる日光が、
木の場所によってマチマチなんですね。
だからこんなに、
木の色に差がついてしまうのでしょう。
なるほど、だとしたら
都会ならではの立地条件だから成り立っている
この光景。
味わえるのは短い期間のみでしょうが、
町には町の美しい自然があることを
感じたいですね。